2011年に地デジ放送が始まりケーブルテレビが充実し双方向化します。
原油高騰の煽りを受けて用紙や版材料が上昇してくると
カタログ通販やチラシ印刷はどうなるのでしょうか?
一般の小ロット〜中ロットのポスターやカタログは
オフセット印刷でも枚葉機という機械で印刷しますが、
カタログ通販やチラシなどの大ロットの印刷物は輪転機(オフ輪)で印刷します。
このオフ輪という機械は、
日本においてかなりの供給過多の状態です。
新聞折り込みチラシを行っているのは
世界でも日本と韓国だけですが。
それを考慮したとしても多いです。
どれくらいかというと埼玉県に設備されているユニット数は
ドイツ国内に設置されているユニット数よりも多いのです。
オフ輪印刷は24時間・365日稼働しないと
印刷会社は潰れると言われています。
そのために無理をしてでも稼働率を上げます。
オフ輪印刷の付加価値は、
スピードと価格しかありません。
スピードはほぼ限界まで達していますので価格を下げるしかないでしょう。
原材料の高騰を理由に値上げするどころか
印刷代の値引きで益々カタログやチラシは増えるのではないでしょうか。
今後は小ロットのカタログを配布していた会社などは
WEB通販に移行するでしょう。
大ロットのカタログ通販は依然紙印刷と
WEBの併用が続くでしょう。
HOME > DM戦略ブログ:カタログ通販の印刷はどうなるのか?