伊勢内宮前に「おかげ横丁」があります、
江戸時代に庶民の間で「おかげ参り」というのが流行していたそうです。


「おかげ横丁」は平成5年に出来ましたが、
2700坪の敷地内に江戸から明治にかけての
伊勢路の建築物が移築・再現されまるでテーマパークのようです、
そこには三重の老舗の味や名産品・歴史などがあります。



そこでも人だかりができている一軒の干物屋さんがあります、
朝からこんなに人が集まっているのはこのお店だけです。

マーケティング的な表現で言うと集客力があるお店です。

大将が店先で干物を焼き・大きな声で呼びかけ・試食させています、
まさに目・耳・鼻・口の五感を使わせる集客・販売方法です。



子供には大きめの干物を手に取らせ
「おかーちゃんに美味しい言うといてやー」

冷やかし半分の酔っ払いには
「向かいの酒屋屋でビール買うてからおいで」と店先で宴会させてます。



人が集まる、口に入れるの連鎖反応で子供にも酔っ払いにも売れないはずがありません。

こうなれば値段が安い高いは関係ありません。

伊勢神宮という集客力の見込める場所だから売れているのではないのです、
人が集まっていないお店も沢山あります



このお店は売ることに徹しているのではなく
いかにしてお店の味を体験させるかに徹しているように思います。


チラシやフライヤー・カタログなどで集客した後の仕掛けも大切です、
売り売り売りの前に考えましょう。



伊勢にお出かけの際には是非お立ち寄りください。