瀬戸内海に浮かぶ小さな島「直島」があります。

高松からフェリーで約1時間の不便な島ですが
フェリーには若い人や外国人観光客でいっぱいです。


フェリーから近づいてくる島を見ると木々が枯れたはげ山だらけの島でした。


ある企業から出た排煙で島の木々が枯れたそうです。
しかし、どうしてこんな島にたくさん人が集まるのでしょうか。



ベネッセが1988年に建築家の安藤忠雄に
「瀬戸内海の美しい自然を活かした子供たちのキャンプ場をつくりたい」と依頼したことから始まったそうです。
 

安藤忠雄作の地中美術館や博物館・ホテルなどがあり、
地中美術館ではモネの睡蓮を模した庭園が出迎えてくれます。


美術館ではモネの睡蓮が展示されており、
モネの意図を理解して自然光が壁面に当たり
間接照明になり朝・昼・夕と一枚の絵が
違った表情を表現じて言います。



すばらしいのは有名建築家と絵画ではなくもうひとつの
「家プロジェクト」です。


このプロジェクトは、
今はひとの住んでいない廃屋や古民家を元通りに保存するのではなく、
アーティストと地元住民とが一緒になり
現代アートという一つの作品として創りあげていることです。



そうすることによりお年寄りには昔の記憶がよみがえり、
若い人には島の可能性と自信が見えて来たのではないでしょうか、
そのことに観光客が魅力を感じてたくさんの方が島を訪れると思います。