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大兼印刷のDM戦略ブログ

身近にある事例を題材にDM戦略への手がかりを見い出す!
物の捕らえ方、考え方のポイントを不定期更新ですが、
掲載して参ります。

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さまざまな媒体がありますが、
それぞれが持つ特徴について考えたことがありますか。

以前、マス媒体と言われるテレビ・ラジオ・新聞・雑誌の広告費が
マイナス成長と言うお話をしました。


成長が落ち込んでいる原因のひとつにこんなことが考えられます、
広く短時間でたくさんの方に伝えることができますが
顧客との密度という点ではどうでしょう。


ただ一方的に伝えるだけで顧客との接点は薄いと考えられます、
その点テレマーケティングは
顧客との接点と言う点ではかなり密度は濃いと言っても良いでしょう。

しかし、滞留時間はテレビやラジオと言った媒体と変わりなく短いです。


その点ダイレクトメール(DM)は、
顧客との接点は濃く、
滞留時間もかなり長いと言えます。



弊社のDMは顧客の手元に届いてから半年後・1年後に連絡を戴くことがあります。

商品やサービスを理解して戴くために様々な工夫を凝らして
カタログ・チラシ・パンフレット・DM などの印刷物を作成しています。


限られた紙面で作成するために文字量が多くなり
文字がどんどん小さくなってくる傾向にあります。


ある自治体の調査では、
印刷物に対する以下のような不満が寄せられています。

【文字・レイアウトに関しての調査】
1文字が小さい
2文字の量が多い
3字間が狭く余白が少ない
4影付き文字・網掛け文字が読みにくい

【色に関する調査】
1強調したい個所が分らない
2配色が悪い
3色が多い
4見分けにくい色がある

【文章に関する調査】
1表現が複雑・かたい
2専門用語が難しい
3文章が長い
4図・表・グラフが分かりにくい

【読みにくい印刷物】 
1新聞
2折り込みの求人広告
3住宅チラシ
4パソコンなどのマニュアル


その他に、カタカナ語が分らない
法定されている無駄な注意書き
回りくどい表現
色が薄いなどがあります。



作り手が情報を正確に伝えよういう思いが逆に、
文字量を多くしたり色が複雑になったりカタカナ語表現を使ったり
とどんどん顧客の気持ちから離れて行っていることがよくわかります。


新聞などは最近文字を大きくして読者に配慮するようになってきました、
超高齢者社会がすぐそこまで来ています。

高齢者に配慮することが購買や売上増に繋がることは間違いありません、
色覚障がい者(320万人)
弱視者(100万人)
訪日在留外国人(620万人)にも配慮が必要です。



少しの配慮が多くの集客に繋がることをお忘れなく。

自らの首を絞める大阪のタクシーと
Mac(マクドナルド)は同じである。


大阪のタクシーは5,000円を超えると
それ以降の料金が半額(50%OFF)になります。

大阪以外ではこのシステムは実施されていません。


集客するために禁じ手とも言っていい裏技を
ある会社が実施しました。


最初はまさか他者が追随してくると思わなかったのでしょう、
それどころか長距離市場を独占できると思っていたことでしょう。

ところがそのまさかは直ぐに起こったのです。

どんどん追随してくる会社が現れ、
今では大阪のタクシーの約80%が同じシステムを採用しています。


乗客にとっては大変ありがたいですが、
経営を圧迫していることは間違いありません。



これと同じ話はどこかで聞いたことがありますよね、
そうですMac(マクドナルド)と同じです。


100円のときだけ売り上げが伸びるけど逆に赤字になると言われている
100円Macと同じです、
いまさらもう止めることができません。



どちらもこのサービスを始めることによって
市場を独占し集客しようと思っていたのでしょう。

しかし市場はそんなことで騙されたりはしません、
どうして価値ある商品をわざわざ値下げするのでしょう。



適正な価格で提供することがそんなに悪いことなのでしょうか、
集客に繋げる方法はまだまだあります禁じ手や裏技を使う前にもっとよく考えましょう。

「障害」は正しくは「障礙」・「障碍」と表記します、
「障害」という表記では本来の意味を成しません。


「害」という文字の正しい意味は、
悪い結果を及ぼす物事です。
「碍」にはさまたげる、
進行を邪魔して止めるという意味があります。

また、「礙」は「碍」の俗語です。


以前は「障礙」・「障碍」という表記でしたが
文字が読めないということからいつの間にか
「障害」という表記にかわりました。


自治体などでは害を平仮名にして
「障がい」という表記にしているところもありますが
本来の意味を分かっているのでしょうか。


チラシやカタログで何気なく使っている言葉が
知らないうちに人を傷つけたり、
お客様の気持ちを踏みにじったりしていることがあります。


集客に力を入れることは当たり前ですが、
不特定多数の方に届くチラシやカタログ、
ホームページではそういう方も多くいらっしゃることを意識するのも大切です。



伊勢内宮前に「おかげ横丁」があります、
江戸時代に庶民の間で「おかげ参り」というのが流行していたそうです。


「おかげ横丁」は平成5年に出来ましたが、
2700坪の敷地内に江戸から明治にかけての
伊勢路の建築物が移築・再現されまるでテーマパークのようです、
そこには三重の老舗の味や名産品・歴史などがあります。



そこでも人だかりができている一軒の干物屋さんがあります、
朝からこんなに人が集まっているのはこのお店だけです。

マーケティング的な表現で言うと集客力があるお店です。

大将が店先で干物を焼き・大きな声で呼びかけ・試食させています、
まさに目・耳・鼻・口の五感を使わせる集客・販売方法です。



子供には大きめの干物を手に取らせ
「おかーちゃんに美味しい言うといてやー」

冷やかし半分の酔っ払いには
「向かいの酒屋屋でビール買うてからおいで」と店先で宴会させてます。



人が集まる、口に入れるの連鎖反応で子供にも酔っ払いにも売れないはずがありません。

こうなれば値段が安い高いは関係ありません。

伊勢神宮という集客力の見込める場所だから売れているのではないのです、
人が集まっていないお店も沢山あります



このお店は売ることに徹しているのではなく
いかにしてお店の味を体験させるかに徹しているように思います。


チラシやフライヤー・カタログなどで集客した後の仕掛けも大切です、
売り売り売りの前に考えましょう。



伊勢にお出かけの際には是非お立ち寄りください。

今年は環境サミットが開催され益々ECOに対する意識が高まり、
企業や個人が環境問題に取り組むことが当り前の世の中になっています。

特に企業の場合は環境問題に取り組むことが社会貢献と思われていましたが、
今後は取り組んでいないと社会から排除される傾向にあります。


そこで、ECO(環境)の次に起こる社会現象が
Universal Design(ユニバーサルデザイン)や
Ubiquitous(ユビキタス)でしょう。



ユニバーサルデザインは
「あらゆる体格、能力、年齢、障がいの有無にかかわらず、
だれもが利用できる製品・環境・サービスを創造する」という考え方です。

また、ユビキタスとは
「いつでも・どこでも・だれでもが恩恵を受けることができるインターフェース環境技術」
という考え方です。



現在では、何気なく使っている製品の中にも
ユニバーサルデザインの概念が入っているものも沢山あります。


ライターもそのひとつです、
これは戦争で片腕を失くした人が
片手で煙草に火を着けられるようにと考え出されました。


他にも温水洗浄便座や斜めドラム式洗濯機などは供用品として広く社会に浸透しています。
 
ECO(環境)から
Universal Design(ユニバーサルデザイン)や
Ubiquitous(ユビキタス)の時代がそこまで来ています。


これからは障がい者も健常者も共生できる社会にする為にも
早くユニバーサルデザインやユビキタスに取り組むことが大切であり、
これこそが社会貢献だと思います。

カラーユニバーサルデザインは色覚障がい者(色覚異常者)が
赤と緑の識別が困難ということで、
色を中心にカラーユニバーサルデザインに取り組んでまいりました。


勉強と研究を重ねるうちに、
弱視者やお年寄りを中心とした老眼・白内障の方にも
正確な情報を伝えないといけないことに気が付きました。



そこでこの方たちにも正確に伝わるように色だけでなく、
文字(フォント)の形やコントラストにも配慮したデザインということで、
メディアユニバーサルデザインとして取り組むことに致しました。



余談ですが、老眼はもとより白内障も45歳を境に始まります。

シルバー世代だけでなくこの世代を集客のターゲットとお考えの方は、
是非メディアユニバーサルデザインに取り組んでください。

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